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オートバイの修理

こんにちは、メカニックの町田です。

 

春ですね

 

天気が良くて暖かいです

この時期になると、

オートバイ乗ってチョット遠くまで

風を感じに出かけたいなあって良く思うんです。

蔓延防止も解除されてますし、走りに行きたい

よしッ走りに行こう!

行きたいんです が。

 

肝心のバイクの調子が悪いんです。

去年の秋頃から調子が悪く、直さなきゃぁ

とは思ってはいたんです。

いたのですが、ただ、思っていただけで、

中々重い腰が上がらず、結局なにもせず

今に至る・・・みたいなあ・・・

 

このままでは風になれない!だけど面倒臭い!

誰か直してくれないかぁ・・・無料で。

んな人いるわけ在りませんね。

ん~でも風を感じたい。でも面倒臭い

うぅ、ヤッパ自分でやるしかないかぁ・・・と

ちょ~渋々で漸く重い腰を上げて修理いたしました。

 

全体的に修理が必要な感じで

ちょっとお疲れ気味の愛車、ホンダVTR250

 

 

特にエンジンの調子が芳しくない状態で

ゆっくり流して走っているにはフツーなんですが

アクセルを大きく開けるとまともに加速しません・・・

 

う~ん、ガソリンが多く必要な状況で不調だから

キャブレータ開けてみましょうか・・・

で、開けてみるとこんな感じ。

 

 

酷いですね、ガソリンの通り道のジェットに緑青(ろくしょう)が発生してます。

緑青とは真鍮などに発生する錆の一種です。

これでまともに走れたら苦労無いんですが

整備士要らなくなっちゃいます。

 

緑青を落としキャブレータの各部を分解清掃して行きます。

 

 

フレートレベルを確認して、再度くみ上げて

吸入負圧の同調を取り、いよいよ試運転。

 

ゆっくりと走り出し調子を見ていきます。

低速、中速、ふけ上りもいい感じです。

そしてアクセル全開!

 

んん?なに? なんか可怪しい?

なんだ、こCVTの様な加速は?

 

んん?

えぇ~⁉

ぬぅおぉッ!

うわぁ~・・・

まじかッ・・・

 

クラッチが 滑ってる・・・

 

こんなこと・・有るんですね。

 

今までエンジンの調子が悪かったので

クラッチの滑り症状が隠れていたんです。

 

一時、取り乱しましたが。

でも、大丈夫ッ。

実は、こんな時のためにと

中古のクラッチを在庫してたんです。

 

仕事が一つ増えてしまいました。

面倒ですが、やります。

ああ、ええ、やりますよ。

 

オイル交換したばっかりだったのでバイクをお寝んねさせて開腹手術です。

臓器の摘出! そして 臓器移植!

オペ完了!

交換したクラッチは、ゼルビスというバイクの中古エンジンから取り外したもので

正常に作動していた物かは不明・・・

 

一抹の不安はあるものの、回復したことを信じ 今度こそはと

いざ、試運転へ

改めて、

ゆっくりと走り出し調子を見ていきます。

低速、中速、ふけ上りもいい感じです。

そしてアクセル全開!

 

結果はーーーー良好です。

いやあ~手間掛かりましたぁ。

でも、これで春の風の中ツーリングに行ける様になりました。

サーキットも行きたいし、ワクワクが広がりますよぉ。

でもまぁ

普段からちゃんとメンテナンスしていれば、こんなことにならないのに

我ながら情けないです。

 

私が言うのもなんですが、

きちんと整備されていれば安心してお出掛けできます。

出先でのトラブルも未然に防げます。

大切ですね日頃のメンテナンス‼